手作り味噌生活01 材料と木樽

簡単がいい

2011年、当り前のように食べていたものがスーパーの棚から消え、危機感を感じた人も多いと思います。この時ほど食べ物を手作りできたらと強く思った事はありませんでした。

家庭菜園もいいのですが、わが家の環境では中々難しく、他に長期保存が効き、冷蔵しなくてもいい食品は何があるか。

醤油、みりん、味噌、どれも調味料になってしまいますが、味噌は高山名物ほうば味噌のように主役にもなり、仕込みさえすれば放置して出来るようです。それなら自分にもできそうなので、作ってみることにしました。

 

2011年 まずは材料探しから

まずは、味噌作りのための材料探しを始めました。

せっかく手作りなのだから、自分好みにこだわり、材料の大豆、麹、塩は九州の味噌屋さんから取り寄せました。

この味噌屋さんは、大豆は無農薬の九州産、塩は平窯で精製したものを使い味噌を製造しています。家庭用に材料の販売もされていたので、こちらで購入することに決めました。麹は冷凍されて届き1週間以内に使わないといけないので、発注のタイミングは注意です。

 

樽のこと

一番こだわったのは樽です。

ついつい簡単に手に入るプラスチックの漬物樽になりがちですが、樽には味噌の発酵に欠かせない麹菌や乳酸菌がつきます。昔ながらの木樽を探す事にしました。値段は高めですが、ずっと使い続けるものなので思い切りました。

樽探しのこだわりは3つ。接着剤を使っていないこと、釘を使っていないこと、タガにプラスチックを使っていないことです。元は使わずに作られていたので、そこにこだわりました。

接着剤を使っていない樽は、商品説明に書かれていることが多く、すぐにみつかります。難しいのは釘を使っていない樽です。商品説明には書かれていなことがほとんどです。写真をひきのばしたり、問い合わせをして確認しました。震災から間もなかったこともあり、売り切れや受注生産が多く、すぐに手に入れたかったので樽探しには骨が折れました。

ようやくネットからみつけた樽屋さんは、倉庫に長く保管されていて状態の良い物ではないけれど、と前置きをしつつ送ってくださりました。

こうして、釘無し、接着剤無し、竹製のタガの桧の樽をいよいよ手に入れることができたのです。

 

 

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